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ARISE analyticsで活躍する新卒社員にインタビューしてみた

こんにちは、広報の岡村です。

ARISE analyticsには現在、合計350名を超えるデータサイエンティストが所属しています。そこで今回は「ARISE analyticsではどんな人が活躍しているの?」と題して、社員の方に突撃インタビュー!新卒2期生で今年入社2年目を迎える後藤さんに根掘り葉掘り色んなことを聞きました。

Beige and Yellow Minimal My Story Profile Instagram Post (Zoomのバーチャル背景)

岡村:今日はよろしくお願いします。 後藤さんはARISE analyticsの新卒2期生として2020年4月に入社して、現在2年目。あっという間に時間が過ぎましたね。学生時代の研究やなぜデータサイエンティストになったのか、入社してからこれまでの業務等、色々聞けたらと思います!

最初に学生時代について伺いたいのですが、後藤さんが専攻していた「畜産科学専攻」ではどういったことを研究していたのでしょうか?

後藤:「畜産」と聞くと牛・豚・鶏等の家畜の研究を想像する方が多いと思うのですが、家畜と家畜を育てるための餌やそれを生産するための環境など ”家畜をとりまく全て”を研究するのが「畜産科学」とされています。

もともと小さいころから動物が好きで、高校も農業高校を選びました。動物の生態を学びながら勉強するのが楽しくて大学も迷わず畜産学部へ進んでそのまま大学院へ進学し、学部・修士の6年間は北海道 帯広の、のびのびとした環境で過ごしていました。

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👆北海道にいたときに撮影した画像を背景にしてくれました。草原が美しいですね…✨

岡村:大学院時代にはどういったことを研究していたのでしょうか?

後藤:肉牛(食肉を生産するために飼われている牛)のお父さんの能力を数値化する研究をしていました。牛肉の価値は肉量(その牛からどのくらい商品となる牛肉が取れるのか)・肉質(きめの細かさや脂肪の入り具合など)で決まるのですが、そのお父さんから生まれた子の肉がどれくらいの価値があるのか総合的に評価する指標を作り、統計的に集計します。それによってそれまで生産者の感覚頼りだった ”良い肉を生産できそうなお父さん” を数値に基づいて選び出すことができます。

岡村:後藤さんの研究内容を聞くと、データサイエンティストの仕事内容と通ずるところもあるのかなと感じました。

後藤:そうですね。扱うデータの種類は違いますが、様々なデータを集めてモデルを作って数値を出す流れはデータサイエンティストの仕事と似ていると感じます。

岡村:高校時代からずっと農業や畜産業の勉強をしてきたと思うのですが、社会人になる際、データサイエンティストという職種を選んだ理由を聞いてみたいです。

後藤:修士の時は博士課程に進むか就職するか決めかねていたのですが、登録していたラボベースという就職サイトでARISE analyticsを知り、そこで ”データサイエンティスト”という職種の存在を知りました。様々なデータを分析し示唆を導き出してビジネス課題を解決したり、人間の経験や勘に頼っていた部分を自動化して業務を効率化したり出来るのはカッコ良い職業だなと興味を持ちました。それまで動物のデータを見ていたけれど、人間のデータを分析するのも面白そうだなとも思いました。

岡村:なるほど。ARISE analyticsに決めた理由はなんだったのでしょうか?

後藤:選考前にあったMEETUP*というイベントで、とある先輩社員の方に研究内容を話した時に「スーパーで肉にスマホをかざしたら自分にとって美味しい肉なのか判断してくれるサービスがあったら良いのでは‥?」など意見をくださって(笑)興味深く話を聞いてくれたりアイデアを出してくれたりするのに驚き、フラットな社風なんだなと感じました。働き方について聞いた時も先輩社員の方が包み隠さず正直に話してくれたのも印象的でした。また、データサイエンスに触れるのは初めてだけど会社に入ったらある程度の裁量権を持って仕事を進めたいと考えていたので、手を挙げたら挑戦させてくれる環境がありそうなのも入社の決め手になりました。

*MEETUP:先輩社員と会って、ラフに会話していただく新卒採用イベント。仕事の内容だけでなく、福利厚生やお給料といった働く上で欠かせない生々しい質問も飛び交う。現在は、WEB上で定期的に開催している。
興味のある方は
こちらをご覧ください!

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岡村:入社後はみっちり4か月間データサイエンティストとして現場で活躍するための研修を行ってきたと思いますが配属後はどういった業務を担当してきたのでしょうか?

後藤:auのかんたん決済(au IDを利用して、スマートフォンやPC等で購入したコンテンツ・ショッピング等の代金を一括で支払いできるサービス)の利用者データを分析しサービスの高度化を実現する案件や、au IDを持つお客さまがKDDIの経済圏を利用することでメリットを感じてくれるのか分析する案件などを担当してきました。現在はサービスの利用促進のための顧客行動分析の案件を行っています。

岡村:様々な業務に携わってきたんですね。この約2年で特に成長したと思うことはありますか‥?

後藤:そうですね‥。成長したという実感は正直あまりないのですが先輩に「ここが強みだよね」と言ってもらえたところを挙げるなら ”集計結果を読み説く力がついたこと” だと思います。分析結果を見たときにその数値が出た背景や現象への理解がなければ、どんな施策をすべきかのアクションプランを立てることができません。それはこの2年間で養うことが出来たのかなと思います。

あとはドメイン知識をつけるために行動するようになったのも、成長したことかもしれません。入社してから主にKDDIのサービスに関する案件を担当してきたのでauに乗り換えたり、auショップに実際に行ってみたりしました。auショップで働く店員さんに当時分析していた”来店予約サービス”の現状について色々聞いてしまったので、明らかに変なお客様だ…と思われたかもしれません。(笑)でも実際にそのサービスを体験してみると、ただ分析しているだけでは見えないヒントがあって「こういった部分も深掘分析した方が良いのでは」と新たな視点を得られます。

岡村:素敵ですね。ARISE analyticsに入って良かったと思うことはありますか?

後藤:変な人間関係で悩むことがないのは良いなと思います。悩むべき場所で悩めるというか。あとは自分が正しいと思ったことを提案して実現できる環境があることですね。最近携わっている案件でも仮説検証する際に「こういった集計も行う必要があるのでは?」など積極的に発言するようにしています。

岡村:入社前に期待していたことが叶っているようで安心しました。後藤さんは業務外の活動だと図書委員にも所属していますよね。その活動についても教えてください。

👇ARISE図書委員会の活動について
参考:
https://www.ariseanalytics.com/activities/report/20200908/

図書館
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👆図書館報では当月に入荷した書籍や経営陣おすすめの書籍紹介、ARISE libraryをとりまく様々なニュースが発信される。

後藤:ARISE libraryがもっと活性化すると良いなと思い、図書委員に参画しました。具体的にはARISE libraryの運営(社員からの質問対応や書籍購入制度で購入された書籍をWEBシステムに登録して納本する作業など)や、利用促進のために毎月ARISE Picks(社内報)に図書館報(記事)をアップしたり、利便性を向上するためにWEBシステム開発などに取り組んだりしています。開発未経験なのですが開発のチームリーダーを担っており、プログラミングを勉強しながら現在絶賛開発中です。

岡村:業務外の活動でも新たなことにチャレンジできるのは、ARISE analyticsの魅力ですよね。
後藤さんの将来の夢も聞きたいです!どんなデータサイエンティストになりたいとかありますか?

後藤:高校時代から携わってきた農業・畜産業に恩返ししたいという想いがあるので、いつかその領域の案件をやってみたいです。自分がスキルを磨いているデータサイエンスを活用して、高齢化による担い手不足の解決や生産者が時間をかけるべきところに注力できるようなモデルや仕組み作りが出来たら良いなと思います。消費者目線でいうと美味しい牛肉をパーソナライズするのとかも面白そうですよね。

最近、ARISE university Trainingで宇宙領域についてのLTを聞いていたのですが「宇宙×農業」は相性が良いらしく驚きました。人工衛生から土地の温度や水分量・植物の生育状況などを把握したり、測位衛星から取得した高精度な位置情報を利用して農機の自動運転を行ったり様々な可能性があるようです。ARISE analyticsはKDDIのデータドリブン経営を支援するために誕生した背景があり、KDDIが手掛ける新規ビジネスに関われるチャンスが多くあります。昨年KDDIがSpace X社との協業を発表し宇宙ビジネスへ参入しているので、そこから派生していつか私も農業や畜産業に貢献できたら良いなと期待しています。

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👆リモートワークの癒しになっているという「エバーフレッシュ」を見せてくれました✨これは葉が閉じている状態で、朝になるとパッと開くそうです🍃

岡村:最後にARIS analyticsの皆さんに伝えたいことがあれば、どうぞ!

後藤:伝えたいこと‥難しいですね。農業や畜産業のこと、特に牛肉についてなら何でも聞いてください!実は「ミートジャッジ」という畜産業を学ぶ学生が参加する ”肉の目利き” を競う大会で、チーム戦全国1位、個人戦全国4位でした。その後の世界大会ではチーム戦で3位以内に入賞しました。この肉は食べる部分が多い、AとBの肉だとどちらの肉質が良いなど様々なアドバイスが出来ると思います。(笑)

岡村:夏になったらみんなでバーベキューしましょう!お肉の選定はお任せします!今日はありがとうございました~!

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