男性育休取得率100%!ARISE analyticsのパパ社員が語る「育休」の本音 vol.1
今回は育児休業(以下、育休)から復帰した男性社員の座談会の様子をお届けします。
育休を取得して良かったこと、変わったこと、人生の節目ともなる大事な時期をどのように過ごしたのか。そして、復職後の変化なども話してもらいました。
今回参加してくれたパパ社員
育休取得前の周囲の反応は?
広報 岡村(本記事のインタビュアー:以下、岡村):今日はよろしくお願いします!そして、皆さんおかえりなさい!まずは、育休取得前についてお話を伺おうと思います。
「育休を取得すること」を伝えた時のチームメンバーやSVの反応はどうでしたか?
石原:私の周囲には既に育休を取ったことがあるチームメンバーもいたので「育休を取得しようと思う」と相談した際は、とても肯定的に捉えてくれました。「僕が石原さんの業務を引き継ぎます!」と声をかけてくれたメンバーもいて、心強かったですね。
今回が三人目の子どもで、上二人の子どもは前職の在籍時に生まれました。前職では男性社員が育休を取る文化がなかったのですが、ARISE analyticsでは「男性が育休を取ることを当たり前にしよう」という空気があり、自分は古い考え方だったのか!と感じました。私はチームリードの役割を担っており、正直にいうと取得を迷っていました。
しかし、マネジメントメンバーであっても育休を取得するモデルケースになって、若い社員のお手本になれたら、という思いもあり育休取得を決めました。
田口:私の場合は、周囲からも「育休は絶対に取った方が良い」と言われていたので、相談した際には快く送り出してくれました。育休取得前には、チームメンバーが業務分担や引継ぎをしっかり行える体制を整えてくれて、とても助かりました。
育休を取得してみて
岡村:育休取得中の過ごし方や、取得してみて思ったことを聞いてみたいです。
石原:育休取得中は妻と家事・育児を分担して過ごしていました。午前中に生まれたばかりの三男の世話をして、夕方は学校や幼稚園から帰ってきた長男・次男と遊ぶ、それと同時に色んな家事をこなしていく、といった毎日を送っていました。夕方以降、子どもが三人揃った時の動物園感がすごくて、それにはだいぶ疲れ果てていましたね(笑)。
ですが、育休を取得していなかったら、こういった家庭の状況も知らなかったと思います。そして育児の一連の流れが見られたのも、とても良かったです。
また、家族と過ごす時間が増えたことで「家族あってこその仕事である」と改めて実感できました。これまで私はわりと仕事人間だったと思いますが、今後働く上での仕事と家庭のバランス、働き方を見つめなおす機会にもなりました。これまで二人の新生児をワンオペで育ててくれていた奥さんにも「育休を取ってくれたので、一人目・二人目の育児に比べて楽になった。助かる」と言葉をもらい、取って良かったなと。
田口:私の場合は、その日ごとの子どものペースに合わせつつ妻と過ごしていました。食事は私が作り、他の家事はお互いできる方がやる。男性は母乳があげられないので、例えば買い物に行くなど、その時間に自分ができることを探しながら過ごしていました。
今回が第一子だったので、子育てについて分からないことだらけ。仕事なら、失敗したら次はそれが起きないように改善策を立てると思いますが、子育てではそうはいきません。昨日上手くいった方法が今日は上手くいかない、なんてことも多いんです。何かあれば携帯で調べるなどして、模索の毎日でした。
育休を取得して良かったのは、子どもの成長を傍で見られたこと。子どもってすごい速度で成長していくんですよね。あとは、復職後にどのように育児に参加すればよいか見通しがつくようになったことです。
復職後について
岡村:お二人とも、すごく充実した時間だったのですね。
育休から職場復帰して、数か月経ったかと思います。働き方や仕事の考え方などで、何か変化はあったのでしょうか?
石原:育休中は「社会復帰できるんだろうか…」と不安もありましたが、意外とすんなり仕事の頭に戻りました。
実をいうと「育休中は絶対に仕事のことを考えない!」と決めており、空いた時間は趣味などに使っていました。ただ、そういった生活をしばらく続けたことで一般消費者の目線で色々なものを見られるようになりました。普段見る広告なども、仕事をしていたら事業者目線であれこれ考えてしまいますが、育休を取ったことで新たな視点で物事を見られるようになり、仕事の質に変化が出たと感じます。
田口:育休前の仕事はやりがいもあり楽しかったのですが、どうしても業務時間が長くなってしまっていたので、復職後にもう少し仕事と育児のバランスを取りながら働けるチームに異動できないか、考えていました。
SVやHRに相談したところ調整してくださって、復職後は新たなチームで働いています。働き方や時間の使い方に対する考えは大きく変わりましたね。最近は17時までにある程度仕事を終わらせて、子どもに離乳食を食べさせてお風呂に入れて、仕事が残っていたら20時くらいから戻るという働き方をしています。
岡村:ARISE analyticsのフルフレックス制度を使って、家庭の状況に合わせた働き方をしているのですね。今後育休を取ろうか迷っている、またはこれから育休を取得する男性社員へのアドバイスはありますか?
石原:自分じゃないとできない仕事って実際のところ、あまり無いんじゃないかなと思います。もちろん引き継ぎなどを丁寧に行う必要はありますが、周囲の人を信頼して任せてみて、思い切り育児に専念する時間を取ってみるのも良いのでは?と伝えたいです。
育休期間は家族と長く一緒にいられる、本当に幸せな時間でした。三人目に取ってみて思ったのは、育休は絶対に取った方が良いということ。育休後がまさに育児の本番といっても過言ではありません。育休期間は、パパとしてこれからどのように育児に携わり、家庭を支えていくべきなのかが見える貴重な時間になると思います。
田口:育休取得中、復職後のどちらも、パートナーと話す機会を意識して作るのをおすすめします。子どもが生まれるとどうしても子どもの話題が増えて、パートナーとの時間が少なくなってきます。私の場合、復職後の現在は日中に妻が一人で育児をしてくれているのですが、自分も育児を経験したので大変さが身に染みて分かります。ぜひ、二人で対話する時間を積極的に取って欲しいですね。
岡村:最後に、働きながら育児をするパパとして、課題に思っていることなどがあれば教えてください。
石原:育休期間を終えても、育児はずっと続きます。乳児期を過ぎて保育園や幼稚園に入っても、子どもの体調不良などで呼び出しがあり、仕事を抜けなくてはならないといったこともしばしば。
会社の制度ではそういった際にも対処できるような仕組み(フルフレックス・子の看護休暇制度など)があります。ただ、業務に穴を開けてしまうことによってネガティブな雰囲気をもたらしてしまうのではないか、といった心配もゼロではありません。会社の制度や仕組みで対応しきれないソフトの部分、いわゆるマインド面での課題はまだあると感じています。
ARISE analyticsは若い社員が多いですが、これから子育て世代の社員が増えて、社員同士で仕事も子育てもフォローし合えるような文化が醸成できると良いですよね。私たちが先駆者となって、その空気を作っていきたいです。
【お二人の育児Tips】
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