関西大学で開催!データサイエンティストが企画したデータアナリティクスセミナー
こんにちは、ARISE analytics(以下、ARISE)でSDGs推進事務局メンバーをしております岡部です!普段はアナリストとしてau・UQユーザーの通信料金の支払いなどに関する分析業務に携わっています。趣味は読書で、本好きが高じて最近シェア型書店の棚主(本屋さんの一区画を借りて自分の好きな本を販売できる)になりました。
今回の記事では、2023年8月7日に関西大学システム理工学部で開催したデータアナリティクスセミナーについて、一緒に講師を担当した山田寛子さんと一緒にレポートさせていただきます!
本取り組みの背景や目的
「なぜARISEが大学でデータアナリティクスセミナーを実施するの?」とお思いかもしれません。
ARISEでは社内にSDGs推進事務局を設置し、社内でのSDGs認知向上活動や社外でのボランティア活動に取り組んでおります。なかでも私たち社外ボランティア活動チームは、ARISEの有するデータサイエンティスト育成用の教育コンテンツの一部を社外展開し、文系理系・専門領域を問わず、幅広い学生のデータ分析スキルを向上していきたい(SDGsの目標4: 質の高い教育をみんなに・SDGsの目標8:働きがいも経済成長も)という思いから、2022年の6月に活動を開始しました。
今回は、第一弾の早稲田大学に引き続き、関西大学システム理工学部にてデータアナリティクスセミナーを実施した様子を簡単にレポートしたいと思います!
(ちなみに、社外ボランティアチームでは地域共生イベントとしてプロギングイベントなども実施しています!)
講義内容
ここからは、実際の講義内容を紹介します!書き手は岡部さんと同じくARISEのSDGs推進事務局メンバーの山田です。普段はKDDIの提供するサービスの利用者や施策に関する分析を行っています。最近のお休みはあてもなくふらふらと自転車を漕いで過ごすことが多いです。
まずは講師陣の自己紹介!
今回のセミナーは、総勢4名のARISE社員(内山・太田・岡部・山田)で講義を実施しました。お笑いの聖地大阪での初開催ということで、笑いを提供しなければ…?!とドキドキしていた我々を温かく迎えてくださった参加の学生の皆様には感謝です。
データアナリティクスのビジネス活用事例紹介
このパートではデータ分析の活用場面や進め方、またどのような人が関わって進められているのかを実際の事例と合わせてお伝えしました。さらに、セミナーで紹介した手法や考え方はデータ分析だけでなく、今後あらゆる場面で役立つということを内山さんの学生時代に取り組んだ研究を例に紹介させていただきました。
ロジカルシンキング
ロジカルシンキング、いかにもコンサルチックな用語・フレームではありますが、わりと広範に役立つフレームであり、今後の学業やその後の生活でも役立てていただけたらとの思いでこのパートは説明しています。ロジカルとはなんぞやというところから、身近なことを例に取りながらロジカルシンキングの考え方について紹介しました。最後にはこのあとのメインのパート「データ分析プロジェクトの進め方」の導入になるような「ロジックツリー」の作成にトライしてもらいました。
ロジックツリーの作成では、皆さんスムーズにグループワークに入り、付箋をうまく使ってツリーを作っている様子がとても印象的でした。
データ分析プロジェクトの進め方
ロジカルシンキングのあとは、いよいよ本セミナーのメインである「データ分析プロジェクトの進め方」について講話しました。今回も前回同様PBL (Project Based Learning) 方式を採用しましたが、テーマを「電子決済アプリのau PAYの利用を増やすにはどうすればよいか?」とし、実際のマーケティングを体感してもらいやすい内容にしました!
普段なにげなく利用している電子決済アプリではありますが、「どうしたら利用してもらえるか?」とサービス提供者側の立場で考えることはあまりないかと思います。そんな普段考えない視点についても、ロジカルシンキングを活用することで仮説をたて、解決策までたどり着けることを体験してもらいました。
最後にはグループごとに発表してもらいましたが、そのアイデアに至った背景も含めてわかりやすく、活発にグループワークに取り組んでいただけたことが伝わってきました!
ここだけのお話
前回までは「コンビニの廃品ロスをなくすには?」をテーマにしていたPBLを行いましたが、今回はテーマを「au PAYの利用を増やすにはどうすればよいか?」に変えました。もとのテーマも、ARISEで過去に実際にあった案件に関連するものでしたが、よりデータの活用が活発なマーケティング分野に関連した実業務に近いものとなっています。
具体的なワーク内容についても、いろいろな工夫がされています。一例を上げると、ワーク中に仮説に基づき原因を整理し、実際の検証可能性を踏まえてその後のワークに使う仮説を選んでもらうというステップがあります。このステップについて、過去の講義では実際にありそうなデータを受講者の皆さんで想定してもらい選んでもらう方式を取っていましたが、今回は1Day仕事体験(参考:https://note.ariseanalytics.com/n/nc10097393379 )でも利用しているデータカード(ARISEで利用できるデータについてまとめられたカード)を配布し実際に使えるデータを見ながら選んでもらう方式に変更しています。
テーマとワーク内容の変更を行い、いろいろ模索しながらの準備および開講となりましたが、当日素材をいろいろ活用しながら学生の皆さんにまとめていただいたアウトプットを見て、準備の甲斐があったなと感じました!
参加者の声
では改めて岡部から、参加した学生の皆さんの感想をご紹介したいと思います。今回もたくさんの学生さんから嬉しい言葉をいただきました!
(あまりの嬉しさにアンケート結果を読みながらニヤニヤ笑う不審者と化したことはここだけの秘密です(笑))
業務の合間を縫って講義やアクティビティの練習をしてきた甲斐がありましたね!
参加いただいた学生の皆さん、本当にありがとうございました!
講師陣の感想
最後に、講師をつとめた社員の皆さんから一言ずついただきたいと思います。
今後に向けて
今回バージョンアップしたセミナーのコンテンツは、ビジネスや研究活動をスムーズにかつ品質高く進めていくための基礎が学べる構成になっています。そのため、以下のような活用方法も可能と考えています。
今後も、大学をはじめとする様々な教育機関向けに展開していきたいと考えておりますので、ご興味ある方はぜひHPへお問い合わせください。
お待ちしております!