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ARISE analyticsではどんな人が活躍しているの? ~「データサイエンティスト」にインタビュー!~

こんにちは、広報の岡村です。

ARISE analyticsでは現在、約400名のメンバーが活躍しています。そこで今回は「ARISE analyticsではどんな人が活躍しているの?」と題して、社員に突撃インタビュー! 金融系SIerのエンジニアからARISE analyticsではデータサイエンティストとして中途入社し、現在は技術開発チームにて活躍する福嶋さんに根掘り葉掘り色々なことを聞きました。


数学を活かせる仕事がしたい! 未練とともに始めた転職活動で「データサイエンティスト」に

岡村:本日はよろしくお願いします! 福嶋さんとは2年前くらいにカジュアル登山部の活動で一緒に高尾山に登って以来、あまり直接話す機会がなかったような…。なので、今日話せるのを楽しみにしていました!
早速ですが、ARISE analyticsに入社するまでのキャリアを教えてください。

福嶋さんが参加しているカジュアル登山部で、御岳山に登った時の写真。
とても歓迎されていますね‥!

福嶋:はい。大学時代は数学科にいて整数論の研究を行っていました。整数論は素数を扱う数学の基礎的な分野ではありますが、RSA暗号の仕組みにも用いられており、その歴史や奥深さが魅力です。研究は楽しかったのですが、当時はこの研究を仕事に活かせるイメージがあまりなく、大学院に進まずに就職することを選びました。

一社目は銀行のシステム開発を担う大手Slerに入社し、アプリやサーバーの開発・セキュリティ対策のコンサルティングを担当していました。そこではシステムの中身を開発するのはベンダーに依存しており、私はお客さまの要件を整理してベンダーに作業依頼をするだけでした。そのため、自分の存在意義をあまり感じられず、もどかしく感じるようになりました。さらに、新卒採用ではアクチュアリー*を目指して就職活動を行っていたこともあり、学んできた数学を活かせる仕事がしたいという未練もありました。ただ当時は新卒2年目くらいだったので、未経験のアクチュアリー採用枠はほとんどなく。そんな中、色々な仕事を探していたときにアクチュアリーに類似した職業として「データサイエンティスト」を知りました。

*アクチュアリーとは:アクチュアリーとは、生命保険・損害保険・企業年金などの金融分野で、保険料率・支払保険金額の算定をはじめとする数理業務を担当する専門職

撮影の際に「真剣に考えている感じで!」とリクエストしたら、
このポージングをしてくれました!ナイス。

岡村:数学を活かせる仕事を探している中で、データサイエンティストを志すようになったんですね。数ある企業の中でなぜARISE analyticsを選んだのでしょうか。

福嶋:データサイエンティストになるならば、分析できる十分なデータがあり、さらに分析技術が磨ける環境に身を置くことが重要だと考えていました。ARISE analyticsであれば、KDDIが保有する様々なデータを扱える上に、アクセンチュアが持つグローバルでの分析技術が活用できる。また、これらを活かしてKDDIやパートナー企業、社会に影響を与えられるというのは非常に面白そうだと感じました。

岡村:なるほど。入社してから、どのような業務を行ってきたのでしょうか?

福嶋:入社以来、

  •   携帯料金支払いの督促高度化(債権回収を効率的に行うため)

  •   コールセンターのログを活用した顧客体験の高度化

  •   通信サービスの不正利用検知モデルの構築

  •   サイバー攻撃の異常通信を検知するアルゴリズム構築

ざっくりいうと4つのプロジェクトに携わりました。

岡村:なんだか秩序を守るポリス味(?)のある案件が多いような気がします(笑)。正義感あふれる福嶋さんの性格に合ったアサインですね。ちなみにこれまでで苦労した点はありますか?

福嶋:ポリス味ありますかね(笑)。たしかに、そういった案件が多かったかもしれません。

苦労したことは沢山ありますが、どのプロジェクトでも毎回ドメイン知識の習得に苦労しています。現在担当しているサイバー攻撃の検出アルゴリズムの構築では、どのような攻撃が来るのか、その結果どういう通信が発生するのか、さらに根本のTCP/IPといった通信プロトコルの技術的な理解も必要です。それらを深く学ぶことによってアルゴリズムのアイデアを創出できたり、前処理の検討がスムーズにできたりするので、業務効率を上げるためにもドメイン知識は欠かせません。

岡村:なるほど。たしかにARISE analyticsの社員はみんなドメイン知識のキャッチアップは、欠かさず行っていますよね。

福嶋さんが、ARISE analyticsに入社して良かったと感じていることは何でしょうか?

福嶋:クライアントが抱えている課題とその背景、なにを優先的に解決すべきか見極めて要件定義を行い、分析設計・アウトプットイメージなどを整えて分析していく、この一連の流れを経験できたのは非常に良かったです。さらに、入社してから様々なデータ(決済・テキスト・通信など)を扱う機会に恵まれたので、どんなデータにおいても、どのような分析を行うべきか、という勘所を身に着けることができました。これは座学や本を読むだけでは絶対に学べないことです。

岡村:たしかに。ARISE analyticsにいると、様々な事業やそれに紐づくデータに触れる機会がありますよね。

ちなみに仕事のやりがいや嬉しかったことって、ありますか?

福嶋:データサイエンティストとして働き始めた最初の頃は、データの背後にある真実や事柄を理解できた瞬間が嬉しかったです。最近は、費用削減/売り上げ増加など目に見える形で成果を出せたときですかね。以前担当していた案件では、自分の分析が年間で数億円のコスト削減に繋がったと聞きました。自分が学んでいた数学や、身に着けた知識が社会に影響を与えているのだと実感できた瞬間でした。ARISE analyticsが手掛ける案件はビジネスインパクトが大きいものが多く、たとえ1%の改善であってもそれが莫大な金額を動かす可能性もあります

自分の技術で世の中を変えられる人に

岡村:福嶋さんといえばKaggleやAtCoderといったコンペに積極的に参加するなど、業務外でも色んな活躍をしている印象です。
福嶋さんが執筆した「ARISE Kaggle部活動記 #3」

福嶋:ありがとうございます。ARISE analyticsには知識やスキルを身に着けるため貪欲に勉強して、自己研鑽に励んでいる人が多いので私も刺激を受けています
Kaggleは必ずしも業務に直結するものでもないですが、全世界の優秀な技術者が集う環境であるため、最新の技術や分析手法が多く公開されており、情報収集の場としても有益です。AtCoderはプログラミングスキルの向上のため参加していますが、こんなアルゴリズムで最適化できるんだ、と自分の引き出しが増えるのが楽しいですね。
最近はCTF (Capture The Flag:セキュリティの脆弱性を突き、隠されているFlag(答え)を見つけ出し、時間内に獲得した合計点数を競うハッキングコンテスト)にも挑戦しています。このコンテストのように自身がハッカーの立場になることで、どのような手法を用いてサイバー攻撃を行っているのかを理解することができるようになります。そのため、実務としてセキュリティ領域の分析を行う際に、どのような軸で分析するべきかを整理できるようになり大きく役立っています。

にこやかな福嶋さん。仏のようなほほ笑み。

岡村:色んなことに挑戦していて、素晴らしいですね。

そういえば、先日統計検定1級(統計数理)にも合格したとslackの投稿と社内ブログを読みました! おめでとうございます。

社内ブログで福嶋さんが「統計検定一級に合格した話」と題して、
勉強方法などを記事にしている。

福嶋:ありがとうございます。分析結果を正しく解釈するために、統計の知識を持つことは重要だと思っています。データ分析の本流である効果検証のほかにも、『このデータからこういう結果は生まれないだろう』といったデバッグ処理の観点でも役立っています。

岡村:最後に、福嶋さんの夢や将来の展望を教えてください!

福嶋:そうですね…。直近では、私が所属する技術開発チームで特許の取得や国際学会での論文採択といった実績を積んで、ARISE analyticsの新しい分野での認知獲得に貢献していきたいです。
そして、いずれ全世界の分析者に日常的に使ってもらえるようなアルゴリズムを開発するなど、自分の技術で世の中を変えられる人になりたいです。これまで学んできた様々な知識の何かが実を結んで、成果に繋がると良いなと思っています!

岡村:きっと素晴らしい成果に繋がるはずです。
夢に向かって頑張ってください。応援しています!


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